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大耳小耳

2007年4月22日付け

 スザノ日伯学園の新校舎落成式で、安楽校長が何かしゃべるたびに生徒たちが大歓声をあげる。生徒からの信頼がひしひしと伝わってくる。安楽恵子校長は準二世。八歳でブラジルにきて、州立学校の校長まで務めたという。日本語の読み書きもできる才媛で、まさに日伯学園にはうってつけの人材か。それにしても、君が代を大声で合唱する子どもたちには驚く。日本のどこかの卒業式より、よほど懸命に歌うこと間違いなし!?
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 平穏に暮らしていたところに、大きな石が頭の上に落ちてきた感じ―、弁護士から「あなたが保証人になった甥の借金を払え」といわれた主婦の話。甥は、四年前、愛知県に出稼ぎに行った際、航空運賃、諸雑費約三十万円を斡旋会社に立て替えてもらい、ノッタプロミッソリアにサインした。甥は給料から天引きされ、すでに払い終わったと思っていた。だが、ノッタを一枚も返還してもらっていなかった。四年経て、それが、弁護士を介して、保証人のところにつきつけられたのだった。
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 二十一日に「病気にならない生き方」と題した講演会を開いた新谷弘実アルバート・アインスタイン大学教授。「肉は私と妻の誕生日のときぐらいにしか食べません」と同教授は話していたが、ブラジルに着いて早速関係者が招待したのはシュラスカリアだったとか。「五年分の肉を一日で食べてしまって、腸内バランスが心配ですよ」と話すと会場からは大きな笑い声。世界各地で講演を重ねているとあって、参加者の心をつかむのはお手の物だ。