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第1・四半期=トラック販売が増加=農産物の収穫増見込みで

2007年4月14日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】アルコール需要増に伴うサトウキビの生産拡大、大豆相場高騰に後押しされた大豆収穫量の増加、鉱業部門の成長を見込み、今年に入ってからこれら生産物を運搬するためのトラックや農業機器の市場が拡大している。
 全国自動車生産協会(Anfavea)によると、今年第1・四半期に国内のトラック販売台数は、前年同期比で一九・四%増加し、二万八〇〇台に達した。なかでもサトウキビ、大豆、鉱産物運搬用のトラックは前年同期比四三・四%増加となる五八〇〇台が売れた。昨年のトラック販売台数は七万六二〇〇台で、一昨年比五・一%減少していた。
 荷台などの付属品もトラックの販売増加を受け、今年は一〇%の販売増が見込まれている。昨年の販売は七万五〇〇〇台。
 農業機器の販売は一月から三月にかけて二四・三%増加して七二〇〇台となった。穀物の収穫機が需要の中心で、今年第1・四半期に販売台数は六二二台と、前年同期比で五七・五%増加した。
 トラックメーカーでは注文の増加に生産が追いつかない状態で、スカニアでは通常三カ月の納入待ちが半年まで伸びた。フォードも通常二十日待ちのモデルが二カ月待ちとなっている。メーカー各社は勤務を二交替制にするなど生産力の増強をはかっている。