2007年4月14日付け
サイトウ空軍総司令官とピーレス国防相は、ルーラ大統領と航空管制について二時間話し合った。その後上院の国防委員会へ召喚され、キビを食べながら質疑応答に応じた。それから二人はコックリコックリ、舟を漕ぎながらウニャウニャと質問に答えた。居眠りも大物になると様になる。
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キナリア下院議長が大統領給与の八二・八%調整を提案した翌日の十二日、ルーラ大統領は、調整率は過去四年間の累積インフレ率二六・四九%が適当である考えを示した。この率だと給与は八八八五・四八レアルから一万一二四〇レアルへの引き上げとなる。議長によると、副大統領と閣僚も同じ率を適用することになるという。
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大サンパウロ市圏グアルーリョス市で十二日午後、一歳四カ月の男児が自宅マンションの駐車場にとめた乗用車の後部座席に約四時間置き去りにされ、死亡した。死因は同日時点で不明。生物学者の父親(31)は、自家用車で母親を職場に連れて行った後、息子を保育所に預けるのが日課だったが、長期休暇の初日だったため勘違いし、置き去りにした後、頭痛がすると自宅で仮眠をとっていた。
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サンパウロ州リンコン市の警察は十一日、「農機具売ります」と新聞に広告を出し、商品を見に来た客二人を誘拐、監禁した容疑で、男三人を逮捕した。犯人らは商品をみせるとだまして年金生活者と自営業者の男性二人を市内の納屋に連れて行き、手足を縛って監禁。その後、道路警察が付近の州道で犯人二人の乗った車を検問、被害者の自動車のカギを見つけて問い詰めたところ、二人は犯行を自供した。サンパウロ州地方部では同様の手口の誘拐事件が増えているという。