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10州22カ所で不法占拠=住居占拠運動、実力行使に

2007年4月13日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】住居占拠運動に先導された群衆が全国十州で二十二カ所の住居や空き地を不法占拠する実力行使に出た。同運動がかねてより政府の住居対策に抗議して計画していたもので、十一日に全国で一斉に行われた。
 サンパウロ州では二五〇〇人が参加、サンパウロ市都心部での二カ所は警官隊に阻止されたものの、郊外三カ所で占拠に成功した。一行はカサビ市長に抗議文書を手渡すべく市庁前で抗議集会を開いたが、市長は姿を見せなかった。
 サルバドール市(バイア州)では五十人が市内の病院の空地を占拠、レシフェ市(ペルナンブッコ州)ではメンバーらが交通を閉鎖したため、終日渋滞となった。
 ベロ・オリゾンテ市(ミナス・ジェライス州)では知事官邸前で集会が行われ、一行は知事との面会を求めたが拒否された。マセオ市(アラゴアス州)では三〇〇世帯が都心のビルを占拠したが、当局との話し合いが成立し、解散した。