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触圧療法の福原さん=8日に講演、治療実演=北海道協会

2007年4月5日付け

 触圧療法を創案し世界で講演、治療活動を行なっている福原三郎さん(八四、北海道余市郡出身)が来伯、八日午後二時から北海道協会(ヴィラ・マリアーナ区ジョアキン・ターヴォラ街605)で「触圧療法」講演会を開く。
 福原さんは若い頃から柔道に親しみ、地元警察署の柔道師範などを務めた。講道館から派遣され、インドネシア、メキシコ、ハワイなどで柔道指導も行なっている。
 柔道整復師や針灸師の活動を通して、九一年、「親子のふれあい」の原理を施術者と患者の間に応用した触圧療法を創案。同年初めてブラジルを訪れ、以来現在まで八回にわたり講演、治療活動を行なってきた。
 九八年には「触圧療法」を日本で商標登録。また、アメリカ・パシフィック・ウエスタン大学で論文「触圧療法」を発表、医学博士号を取得したほか、〇五年十一月にポルトガル・リスボンで開催された鍼灸学会の世界大会に参加、同療法を発表している。
 「触圧療法の後継者をつくりたい」と話す福原さん。当日は講演のほか、治療の実演なども行なう。
 入場無料。主催者では保存の効く食品一品を持参するよう呼びかけている。問い合わせは、電話11・9680・5958(タミさん)まで。
 サンパウロの講演後、十八日から二十一日の間、パラグアイとアルゼンチンでも講演を予定している。