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大耳小耳

2007年4月5日付け

 評議員選挙の開票作業を行った選挙管理委員の数人から、「全く同じ人に投票された用紙が多かった」とのこと。委任状も多かったようで、「選挙に対する会員の意識の低さ」を指摘する厳しい声も。派閥争いになったとの意見もあるが、六十五人の公認候補を送り込んだ体制の中枢にいながら、落選した候補者もおり、まさに選挙は〃パンドラの箱〃だ。山下ジョルジ、二宮正人、志村豊弘、西銘光男各氏ら岩崎会長時代の執行部の当選も、長年文協に関わった人の知名度の磐石さを感じさせる。
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 発生から三日が過ぎたパラグアイの邦人誘拐事件。犯人グループによる身代金要求額もつり上がり、事件は長期化の様相を見せている。同国には日本のマスコミ各社が集結。首都アスンシオンにある邦字紙「日系ジャーナル」でも対応に追われているようだ。地元日系団体の関係者も「良いニュースだったらいいんだけどねえ」とやや困惑気味。
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 サンパウロ総領事館とブラジル日本商工会議所の定期会合が三月二十八日に開かれた。今年一月に続いて二度目の開催。当日は総領事、商議所会頭など代表者のほかブラジリア大使館の担当書記官も出席し、エタノール、デジタルテレビ、投資環境関連とりわけ知的財産権、移転価格税制や社会保険料二重払い問題などについて意見が交わされた。