2007年3月21日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二月二十八日】エ紙農業技術サービス部は、内職のために枯草とフスマ(またはコヌカか大豆糟)による椎茸栽培を紹介した。サンパウロ州ピニャウジニョ郡では、実際に栽培を行っている。枯草はブラキアーリアかチフトン、カッピン・エレファンテなどを推薦。二種類の枯草を同量づつ用意し、細かく裁断した後よく混ぜ合わせる。
次に圧力鍋に入る大きさの丈夫なビニール袋を用意し、全分量の二%に当たる生石灰を底部分に敷き詰める。その上に二〇%のフスマ(またはコヌカか大豆糟)を乗せる。さらに七八%の枯草を詰める。最後に水をうち、全体を一様に湿らせ密着させる。それを圧力鍋に入れて沸騰後三〇分、熱湯消毒をする。
最後にガラスまたはアクリル、アルミなどで無菌箱を用意する。その中へビニール袋を並べ、一つの袋に三カ所の切れ目か穴をピンセットで開ける。そこへピンセットで椎茸菌を接種する。ピンセットも手も、作業前に良く消毒する。
接種後は暗室または暗箱に保管。室内または箱内は気温を二五度から二七度、湿度を七〇%に保つ。期間は十五日から三カ月間位。椎茸菌は袋全体に繁殖し、切れ目から芽を出す。
一番最初に出た芽が完全に成長したら、広い部屋に移す。部屋の温度は二四度、湿度は八〇%に保ち、薄暗がりにする。それから十日後に収穫を始める。詳細は下記へ。www.sbrt.ibict.br/upload/sbrt887.pdf.またはwww.sbrt.ibict.br/upload/sbrt1439.pdfE