5人に1人は45歳以下=若返りする伯企業の社長
2007年2月28日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙一月二日】ブラジルの大手企業では、五人の社長のうち一人は四十五歳以下といわれる。民間企業だけなら、四人に一人という。社長の若返りは世界的現象らしい。
若手社長は一番乗りで出社する。社員らが到着するまでにインターネットに目を通し、情報をキャッチしておく。IT知識はつねに研ぎ澄まされている。米国では、この傾向がさらに顕著という。世界で四十歳以下の社長を十四人とすると、十人は米国人である。社長は若いほど意欲的で闘志にあふれているという。社長に休暇は無用らしい。休暇を口にするときは、役目の終了を意味する。
若い社長が異口同音にいうことは、仕事と生活の境界が分からない。インターネットは二十四時間接続し放し。家族と北東部の観光地へ行くときも、自家用車を運転するときもインターネットで情報交換している。数カ国語を駆使し、プログラムを自分のものにしている。
彼らの経歴を見ると、三〇代でマネージャーを経験している。彼らがキャッチする情報の重要度は、会長が求めているインテリジェンスである。つまり彼ら若手社長にとって社長職は腰掛けであって、終着駅ではない。会社はITを通し、世界に向けて開かれた窓と思わなければならない。
社長のイメージが最近変わったらしい。昔の社長は、会社と出資者に多くの利益をもたらした永年勤続社員に名誉職として与えられた称号であった。今は有名校出身で金融の専門家、そして不可能と思われる目標を達成できる人材だ。圧力に屈せずグローバルな環境に溶け込み、新しい文化をただちに取り入れ企業の再組織化ができること。つねに経営者の目線でものが見られること。
ブラジルにハイパーインフレが吹き荒れた時代、連日のように発令される経済改革プランに社長らが振り回された。若手社長は、同じように振り回されることなく日進月歩のIT情報を消化しているらしい。快刀乱麻を切るが如しだ。
現在はグロバリゼーション第一期が終わり、第二期に入った。グロバリゼーションの波をいかに乗り切るのか、若手社長の腕が試されている。これは、過去の経験や古参社員では解決できない課題である。