2007年2月14日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】犯罪組織州都第一コマンド(PCC)が主催した昨年末の忘年会で、大量のコカインと大麻が吸引されていた事実が明らかになり、治安当局にショックを与えている。
テレビ局バンデイランテスがこの程入手したDVDの録画により判明したもので、忘年会では大量のビールがふるまわれ、ロックバンドで踊り狂う若者の間で、テーブルに置かれた盆の上のコカインや大麻を吸引する模様が写し出されている。吸引の順番待で数十人が長い列を作っており、盆の麻薬は次々と補給された。麻薬の白い粉でPCCのイニシアルを文字どり、PCCの存在を誇示していた。警備員と見られる男はベルトのピストルを見せつけていた。
警察は、会場はサンパウロ市近郊ジアデーマ市のファベーラのモーロ・ド・サンバで約五〇〇人が出席したとみている。このDVD映像をもとに主催者らを検挙すべく追及している。