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ロジージオ違反に注意=昨年罰金トップに踊り出る

2007年2月9日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】サンパウロ市内の交通違反による罰金ランキングで、都心乗り入れ規制(ロジージオ)違反が昨年、歴年のチャンピオンのスピード違反を追い越してトップになった。
 交通技術公社(CET)が明らかにしたもので、二〇〇六年の違反総数約四〇〇万件のうちロジージオ違反は一五〇万件で、規制が敷かれた一九九六年以来、始めてトップに立った。ランキングでの主な違反は、スピード違反が九九万九八七〇件、不法駐車が六〇万九八七二件、運転中の携帯電話使用か二二万三七二九件だった。
 ロジージオ違反車の摘発増加は取締の強化による。とくに市内主要道路に設置した三六台のレーダーカメラでナンバープレートを自動撮影するシステムが功を奏し、これで一〇五万六〇〇〇台に罰金が科せられた。これに加え、市内パトロールの取締官が五〇万七〇〇〇台を摘発した。罰金は八五・一三レアルで減点は四ポイント。
 いっぽうでサンパウロ州交通局がとりまとめた〇六年の交通白書によると、事故は二万六〇三六件発生、これで一万三八九〇人が負傷し六七八人が死亡した。〇五年対比では事故は一一%減、死亡者は一%、負傷者は四%、それぞれ減少した。
 事故発生時間帯は午後八時から午前〇時までが最も多く、二八%となった。午後四時から午後八時までが二六%、午前〇時から四時までが最も少ない。曜日別では金曜日と土曜日がトップで、それぞれ一六%、火曜日が最も少なく一二%だった。
 事故の種類は安全柵や標示、電柱などにぶつかったのが八一〇一件、追突が五一八七件、ボディ接触が二七八九件だった。事故発生当時の天候は七九%が晴天で見通しが良く利いており、雨天や霧の状態は一七%に過ぎなかった。
 バイクの事故は五〇二〇件で、二〇〇〇年の三〇九件から昨年は六六四件と倍増した。

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