2007年2月6日付け
ブラジル東京都友会(坂和三郎会長)は、一月二十八日午後六時から、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイ・パラセ・ホテルで新年会を開いた。東京出身の西林万寿夫サンパウロ総領事ほか、会員約八十人が出席し、親睦を深めあった。
会の冒頭、あいさつにたった坂和会長は、〇六年の日伯両国の動きを振り返ったうえで、「他の県と同じように都友会からも技術研修員を東京へ送りたい」と研修・留学派遣制度の再開を強調。同派遣制度は二年ほど前まで続けられていたもので、これまで七十人の留学生、二十六人の研修員を東京に送っている。現在は、都の財政事情などから受け入れの許可が下りないでいる。
西林総領事は東京、渋谷区の目黒に十八年間、調布市に数年くらした経験から「都友会は堂々と出席できる県人会です」とあいさつ。話しの中で、来年の移民百周年の交流として、「東京交響楽団」(旧東宝交響楽団)と「東京都交響楽団」の伝統ある二つの楽団が、〇八年八月中旬から九月下旬にかけて、サンパウロやリオで公演を検討していると紹介。日本へは、サンパウロ州交響楽団が同年十~十一月に訪問する予定と語った。
都友会は、〇七年度の事業計画として七月の第十回日本祭りに参加する予定と発表、東京・浅草のかみなり焼きそばを出品するという。
会では、アトラクションとして藤間流日本舞踊学校(藤間芳之丞校長)の門下生が祝賀の踊りを披露したほかビンゴ大会、カラオケ大会がおこなわれ、会場は大いに盛り上がっていた。