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コラム オーリャ!

2007年2月6日付け

 若い人にはわからない、年寄りには年寄りの使命がある――。昨年の末ごろから、日本語センター会員の有志により、日本語教育の歴史をインタヴュー映像で残す試みが進められている。
 「今、歴史を見る。それに命をかけてきた人がいるなら、たとえ変わったものがあっても土台がそこにあるじゃない。土台を残していかないと」と、終戦直後の日本語教育に携わってきた川村真倫子さん。七十九歳の今も現役で働いている。
 先日のモデル校会議で「日本語や日本文化を通じて〃人を育てる〃こと、それがモデル校の役割」と話がまとまった。「教育の明日を担う人材を育てようと新人養成に取り組んでいる」。
 新米先生には、教授法以外にも伝えていきたいことがある。そんな時、集められた映像は、大いに役立つのではないだろうか。有志の活動に期待したい。    (稲)