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大耳小耳

2007年1月30日付け

 パラナ連合会の定期総会で、各支部代表が首をそろえて一年間のスケジュール調整をしている姿は壮観だ。年間百三十以上の行事といえば一カ月あたり十一で、週なら三つだ。いかに活発に活動しているか。耳子は仕事柄、各地の総会を取材するが、百三十人以上が集まる総会は他で見たことがない。しかも全州からだ。西森会長は「最も日系インフラが整っているのはパラナ」と言ってはばからない。これなら式典に五万人集めるのも夢じゃなさそう。仮にサンパウロ州日系連合会が存在したら何人集まる?
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 日本で罪を犯して海外へ逃亡した容疑者は〇五年末で八百十九人。国籍別では中国が最多で二百八十一人、次いで日本百六十八人、ブラジル八十六人の順。日本政府は、最多の中国とは二十五日から東京で、日中刑事共助条約締結交渉の第一回会合を行う。殺人や強盗などの刑事事件が起きた時に、両国の法務省や警察関係者がより簡便に協力体勢を組めるよう、法律面からサポートするものだ。「受刑者移送に関する国際約束の締結の可能性についても、非公式に意見交換を行う予定」という。次はブラジルか。
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 一昨年の十一月に滋賀県の名神高速道路で起きた、ブラジル人男性七人が死亡した多重衝突事故。大津地裁でこのほど、七人の乗ったワゴン車に追突したトラックの運転手で業務上過失致死傷罪に問われていた男性に禁固三年の実刑判決を言い渡した。同事故は最初に別のトラックがワゴン車に衝突。その後、今回判決のあった運転手の運転するトラックが同ワゴン車などに衝突したもの。弁護側は控訴。最初に衝突したトラック運転手の裁判はいまも続いている。