2007年1月25日付け
ブラジル民主社会党(PSDB)の下議らは二十三日、フルイチ下議を下院議長候補として支持することを決定。六十四人中、十三人が会合に欠席した。社会大衆党(PPS)も二十四日に同下議の支持を表明する見通し。
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ローマ法王、ベネジクト十六世が今年五月九日から十三日までブラジルを訪問する予定。サンパウロ州知事公邸でルーラ大統領と会見するほか、セー大聖堂やアパレシーダを訪れ、サンパウロ市カンポ・デ・マルテではブラジル初の公開ミサを行う。
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連邦警察は二十三日、高性能麻薬・爆発物検知器をサンパウロ国際空港に設置した。一カ月テストした後、本格運用に入る。連警が被疑者とみた人物が検査の対象となる。検知器をくぐる間に空気が体に噴射され、十秒で麻薬などの有無を確認する。ブラジルは麻薬密売の主な中継地と知られ、昨年は七〇〇キロのコカインが同空港で押収されている。
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カサビサンパウロ市長は二十三日、二〇〇八年十二月までに市立小中学校で第三授業時間帯(午前十一から午後三時まで)を廃止する計画を発表した。同時間帯の生徒は全体の九%に当たる九万八三一五人。これら生徒を受け入れるため、七〇校と十七の統一教育センターを新設、既存の三〇〇教室を活用するという。
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インドのマヒンドラ自動車の技術者一行がカーニバルのころ、現地生産の調査でマナウスへ到着する。ブラジル側は、中国製バイクの製造販売で御馴染みのブラモント社が合弁先である。粗悪な道路向けインド製自動車の登場らしい。インド最大の自動車メーカー、タタもブラジル進出に食指を動かしている。