2007年1月20日付け
ブラジルゲートボール連合(本藤利会長)の第二十四回定期総会が十八日午前九時から、サンパウロ市の宮城県人会館で開かれた。今年創立二十五周年にあたる同連合では、七月サンパウロ市で記念大会を開催するほか、ヨーロッパでの親善大会参加なども検討が進んでいる。総会では本藤会長が、市内の連合コート近くに建設を予定している新会館の進捗状況についても説明。日本移民百周年を迎える二〇〇八年の完成を目指す考えを明らかにした。この日は役員改選も行われ、本藤会長が再選された。
全伯二十二支部、約四千人の会員を有するゲートボール連合。総会当日は北伯ベレン、サルバドール、ゴイアスなど遠方をはじめ、国内各地から百人以上の支部関係者が出席した。会議では〇七年の予算、事業計画が発表されたほか、舞台では各支部の功労者への表彰なども行われた。
同連合の今年の予算は収支ともに二十四万五千レアル。事業計画としては七月七、八日に「ブラジルゲートボール連合創立二十五周年記念GB大会」を連合コート(Rua Leonardo da Vinci,1532, Vila Guarani)で開催。
そのほか三月二十四、二十五日にペルー・リマで「第十三回南米ゲートボール選手権大会」が行われるほか、「第二十三回全伯高齢者GB大会」(三月十八日)、「第二十二回老ク連ゲートボールふれあい大会」(五月二十六日、老ク連主催)、「第六回全伯審判員ゲートボール大会」(六月十日)、「第一回ゲートボールの日慶祝GB大会」(七月二十九日)、「第二十三回全伯女史GB選手権大会および第十三回全伯男子GB選手権大会」(九月八・九日)、「第八回慈善GB大会」(十一月十八日)などを予定している。
またこの日は、昨年から世界ゲートボール連合の指導によりドイツのフランクフルトでドイツ人を中心にゲートボール普及が進んでいることが紹介され、今年十月ごろをめどに同地で日、独、伯による親善大会開催を検討していることが報告された。
事業計画の発表後、本藤会長から、同連合の新会館建設の進捗状況について報告があった。
現在はサンパウロ新聞社ビル内に事務所を置く同連合。新会館の建設予定地は連合コート近くを予定している。計画されている建物は二階建てで床面積約四百㎡。一階を連合事務所に、二階を遠方からの来訪者のための宿泊施設にする考えだ。
当初は連合創立二十五周年の今年の完成をめざしていたが、本藤会長から土地の整理が終わっていないため後一、二年かかる見通しであることが報告された。
新会館の建設費用は約八十万レアル。同連合ではこれまでにもリッファやイベント開催などを通じて資金調達を行ってきた。ニッケイ新聞の取材に対し本藤会長は、今後も連合として資金作りを継続する考えを示すとともに、「二〇〇八年中の完成をめざしたい」と目標を語った。
同連合では来年七月、ブラジル日本移民百周年を記念した国際ゲートボール大会を計画している。
また当日は役員改選も行われ、本藤会長が再選された。〇七~〇八年度役員氏名は次の通り。
会長=本藤利、副会長=平田ニコラウ、日下野良武、小賀誠二、菅原和司、植田憲司、谷崎治男、山本善祥、【部長】(総務)小賀誠二、(会計)黒羽安丞、(企画)国武英治、(渉外)押本パウロ、(普及)高村寿徳、(審判)本多八朗、(競技)田篭輝生、(指導)永田征二郎、(事業)松岡英雄、(管理)上村ジュリオ、(婦人)大久保富江、(書記)ポ語=水野議夫、日語=国武英治、婦人部=宮川幸子(敬称略)