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日語校生徒=120人が共同生活=ふれあいセミナー=ボリビアからも

2007年1月18日付け

 第八回日本語ふれあいセミナー(ブラジル日本語センター=谷広海理事長=主催)が、十六日から四日間かけて開催されている。初日の十六日、開講式が北海道交流センターで行われた。百十二人の十三歳から十六歳の青年らが、「ふれあい」と記されたおそろいのTシャツを着て勢ぞろい。会場はにぎやかな話し声で活気にあふれ、参加者は四日間の共同生活に期待を見せていた。
 今年は、ボリビアから八人の生徒を迎え、国内でもパラ―州、バイア州から生徒が集まった。参加者の延べ人数は、七百三十人を数える。
 開講式には谷理事長、野末雅彦JICAサンパウロ支所次長、杓田美代子文協副会長らが出席。谷理事長は「友達を作るためにここにいると思ってください。互いの家に遊びに行けるし、来年また友達と一緒にセミナーに戻ってきてください」と話した。
 セミナーでは、十一のグループに分かれて、俳句の学習や手巻き寿司の体験、トヨタ自動車工場の見学や尺八奏者の講演会などを実施。北海道交流センターで寝泊りし、共同生活を行う。
 ボリビアから参加した大城広大くん(13)、金城稔樹くん(13)は「ポルトガル語もわかんなくはないし、日本語で話すから問題ない」とブラジルでの友達つくりに意気込みを見せ、今回二回目の参加だという太田成二くん(16)は「(また来れたことが)うれしくて、うれしくて」と笑顔で話した。