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連続強盗犯6人を逮捕=軍警ら拉致犯摘発の一環=ミナス州
2007年1月12日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】ミナス・ジェライス州軍警と市警は十日、合同で犯罪組織摘発作戦を展開、少なくとも強盗犯ら六人を逮捕した。この一味は九日、サン・ゴタルド市で伯銀とイタウー銀行および電気店に押入り金品を強奪した疑い。この際、軍警一人が撃たれて死亡、二人が負傷した。
そもそも作戦を展開する契機となったのは九日、地方都市でテロまがいの活動の末に軍警七人と判事一人を拉致し、人質とした犯罪組織を摘発するのが目的で、軍警二五〇人、市警一七〇人、サンパウロ州とゴイアス州の応援部隊一五〇人が動員された。軍警らの人質は翌日解放されたが、一味の足跡りはつかめていない。
この作戦は南東部三州(リオデジャネイロ、サンパウロ、ミナス・ジェライス)の保安当局の防犯協定の一環として行われた。同州では地方の警備が手薄で、犯罪がかたよって多発していることから、これを強化するのも作戦の狙いとなっている。
九日にはブラジランジア市とサンセバスチオン・ド・マラニョン市で複数の銀行強盗事件が発生しており、当局は同一犯罪組織の仕業とみて捜査している。