2007年1月12日付け
イタマラチー宮(外務省)は、ベネズエラとキューバ、ボリビアが、世界貿易機関(WTO)で発言力を強化するため三国同盟を結成したという報告を受けた。アゼヴェード駐WTO伯代表は、ドーハ会議やG―20で三国同盟の話は聞いていないが、現実的で代償案もあるなら合流はやぶさかでないという。
◎
サンパウロ州リベイロン・ボニート市の市議九人のうち市議会議長を含む四人が九日夜、市長に賄賂を要求した容疑で市警に逮捕された。二〇〇七年度予算案を市議会が修正、使途不明金が発生したため市長は修正案を拒否。その後、市議らは毎月一〇〇〇レアルを払わないと拒否を無効にすると市長を脅し始めた。市長は八日、賄賂を払う現場を隠しカメラで撮影し、検察庁に告発した。
◎
大サンパウロ市圏で九日夜から十日午後にかけて、五件の積荷強盗が発生し、容疑者二人が軍警に撃たれて死亡した。事件があったのは、サンベルナルド・ド・カンポ、タボン・ダ・セーラ、カラピクイーバ、イタペセリカ・ダ・セーラ、サンパウロ市の五市。逮捕者は十四人。積荷は電気製品、スナック菓子、密輸タバコ、生活必需品バスケットにオリーブ油。
◎
一人で外出して迷子になり、サンパウロ市アクリマソン区で五日に軍警に保護された七歳の男児を、母親が十日に見つけ、二人は再会を果たした。知的障害のある男児は住所と両親の名前を言えず、施設で保護されていた。パラグアイ人の母親は失跡した日から毎日、パウリスタ大通りなどで息子を探し続けていたが、雑誌販売店の新聞で息子が報道されているのに気づいた。ブラジルには路上生活の子供が多く、見つけるのを半ばあきらめていたと話した。