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二天青年会が憩の園慰問=剣術披露に入居者も感激

実演の様子

実演の様子

 二天古武道研究所(岸川ジョージ所長)の青年会「隼グループ」が9月21日、グアルーリョス市の社会福祉法人救済会「憩の園」を訪問し交流会を行なった。団員20人が慰問し剣術、杖術、居合術の実演で70~90代の高齢者約80人を喜ばせた。
 定期的に行なっている福祉施設訪問は、入居者との親睦と、同研究所の教えである慈悲の心を起こす事、人の苦しみを取り除く事を目的としている。同グループのフェリペ・ギゾンジさんは、「皆さんと一緒に過ごす事が出来て本当に嬉しかった。この訪問は何年経っても忘れない」と語った。
 調整役を務めた赤塚テレジアさんは、「非常に楽しい一日だった。多くの入居者が日本文化に触れ、故郷を思い出したのでは」と振り返った。また、同園のナシメント・エヴェリン主任看護士は「発表会の最中、多くの入居者が目に涙を浮かべていた。こんなに喜びと興奮を与えてくれるとは思わなかった」と、予想を上回る反響を喜んだ。
 全伯の10~20代で構成される隼グループは、現在、サンパウロ市周辺だけでも66人が社会活動に取り組んでいる。