12日に行われるボリビアの大統領選は、社会主義運動(MAS)のエヴォ・モラレス大統領が2位以下に40%ポイント以上の差をつけて当選の見込みと4日付エスタード紙が報じた。
2日発表の支持率調査によれば、エヴォ氏の支持率は59%。18%のサムエル・ドリア・メジナ氏(民主連合・UD)や9%のホセ・キローガ氏(キリスト教民主党・PDC)などに大差をつけて当選の見込みだ。
5日付エスタード紙によれば、この状況は09年選挙と似ているが、エヴォ氏は09年の再選後も様々な分野に投資。入札不履行で財政面での透明性に欠けるのは難点だが、国民は社会面や経済面で状況が改善されてきた事を肌で感じている。
54歳のエヴォ氏は05年に54%の票を得て大統領に当選。06年に就任し、憲法改正年の09年に得票率64%で再選された。新憲法は3選を認めていないが、裁判所は昨年末、09年選挙は新憲法の発布前に行われたため、06~09年の任期は新憲法の適用外と認定。今回が初めての憲法適用との理由で、3選目出馬を認めた。
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