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記念写真に収まる四釜さん(中央)と関係者
記念写真に収まる四釜さん(中央)と関係者

在ベレン領事々務所=百歳表彰に四釜ちょうさん=唯一の受賞に自宅で式典

 【パラー州ベレン発】平成26(2014)年度100歳以上高齢者表彰式が16日午前、同州カスタニャール市内の受賞者宅において行われた。山形県出身、大正3年生まれの四釜(しかま)ちょうさんが、在ベレン領事々務所管轄内で唯一の受賞者となった。
 来賓に汎アマゾニア日伯協会の大磯レジナ第一副会長、アマゾニア日伯援護協会の山本ジルベルト修第一専任理事、パラー日系商工会議所の岡島博理事、パラー老人クラブの諸石輝雄会長、カスタニャール日伯協会の岡島ジョー会長、神立(かんだつ)モリユキ副会長、パラー州山形県人会の武田司平会長らを迎え、表彰者の家族らも参加した。
 小林雅彦在ベレン領事々務所長は四釜さんに対し、「無事に百歳を迎えられた事は誠にめでたく、心からお祝い申し上げます」と声をかけ、「ご長寿を達成されたことは誠に慶賀に耐えません。ご長寿をことほぐこの日に当たりここに記念品を贈りこれを祝します」と読み上げ、安倍晋三首相からの祝状と銀杯を伝達した。
 四釜さんは「百歳のお祝いをいただき、こうして遠い私の家まで皆さん揃っておいでくださいまして、誠にありがとうございます」と、かくしゃくとした態度でお礼を述べ、参加者に感動を与えた。
 その後は別室に用意された食事を取りながら、出席者は長寿の慶びを分かち合っていた。(パラー州通信員 下小薗昭仁)