2006年12月29日付け
一年はあっという間―毎年この時期になると感じることだが、先日知人の一周忌法要に出て改めてその思いを強くした。
平穏に暮れかけた今年の最後に起きたのは静岡のブラジル人母子殺害事件と容疑者の帰伯。百周年を控えた日伯交流に水を差さないよう願うばかりだ。
その百周年に向けた地方日系団体の動きが活発だ。新年号の取材で各地に〇八年の予定を尋ねながら、数年前、全国の連合会に百周年への思いを寄稿してもらったことを思い出した。
会長は替わっても当時の計画のいくつかが形を変え今に続いていることに驚く。国内各地がネットワークでつながる百周年―大枠が見え始めた、そんな印象を受けた。
来る年、サンパウロを含め百周年に向けた動きは今年以上に加速していくだろう。〇八年への〃夢〃の数々がどのように収斂していくのか。来年も目が離せない。(ま)