2006年12月19日付け
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十七日】第二次ルーラ政権発足を直前にしたダッタフォーリャの調査で、ルーラ大統領が歴代最高の評価を得た大統領になった。
調査は十二月十三日に二十三州と連邦直轄区の一一一都市で二一七八人を対象に実施された。誤差は上下二%。
どの政権が最も良い政権かとの質問に対し、ルーラ政権と答えた人は三五%と最も多く、カルドーゾ(一二%)、クビチェック(一一%)、ヴァルガス(八%、六十歳以上の回答者は二一%)、サルネイ(五%)が後に続いた。
現政権に対する評価は、「最高・良い」が五二%と、民主化後の四人の大統領の中で最も高く、「普通」三四%、「悪い・最悪」一四%だった。 評価の内訳をみると、飢餓ゼロ(一七%)、社会政策(一二%)、教育(一一%)、経済(七%)が高く、逆に保健(一八%)、雇用創出(一四%)、治安(一一%)、汚職撲滅(八%)に不満が多かった。
また、次期政権に対する期待を尋ねたところ、「最高・良い」五九%、「普通」二四%、「悪い・最悪」一三%(「わからない」四%)となり、現政権発足直前の二〇〇二年十二月の結果(「最高・良い」が七三%)に及ばないまでも、期待は高い。カルドーゾ前政権(二期目)の直前は「最高・良い」が四一%だった。「経済が良くなる」は五五%、「失業は減る」は三二%。「インフレは現状を維持」が四八%で、貧困層(北東部)の間で期待が高かった。