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地滑りで4人死亡=集中豪雨に低気圧加わる

2006年12月15日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】各所で集中豪雨による被害が続出している中で、エスピリト・サント州とミナス・ジェライス州で計四人が地滑りの下敷となり死亡した。
 エスピリト・サント州では十日からの集中豪雨にサイクロン(海上で発生する熱帯性低気圧)が加わり暴雨風となった。このためアグア・ドセ・ド・ノルテ市では各所で土砂崩れが発生し、十三日未明、一家三人が崩れ落ちた家屋の下敷きとなって死亡した。
 同州では六市で緊急注意報が発令されている。豪雨がまだ続く予報となっており、他市でも同様の措置が取られるとみられている。気象庁によると、十五日にはサイクロンは洋上南に向けて脱けるとのこと。
 いっぽうで、ミナス州パドレ・パライゾ市でも男性一人が土砂の下敷きで死亡した。同州では二九市に危険注意報が出され、九万三〇〇〇人が被害を受けた。このうち二〇九九人が床上浸水で、四八八三人が避難を余儀なくされた。国道も随所で土砂崩れが発生、通行止の地区が急増している。

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