2006年12月15日付け
日系人をねらういわゆる「振り込め詐欺」がまだ続いているようだ。
在聖総領事館の安全対策情報によれば、先頃ある在伯邦人に対し、日本にいる息子が過ちを犯し賠償金が必要と、息子の友人を名乗る者から電話で現金を請求される事件が発生した。その後総領事館職員を名乗る者から支払いを促す電話があるなど手の込んだ内容だ。
総領事館を騙るサギは新しい手口ではない。が、今も続いている。表面に出ないだけで被害に遭う人がまだいるということなのかもしれない。
日々、日本でブラジル人が関わる事件、犯罪が報じられる。日本で暮らす家族を持つ人にとっては、他人事ではない。
二〇〇八年が近づくにつれ、日伯の距離を逆手にとった、前述のような卑劣な手口が増えてこないとも限らない。慶賀の年に水を差さないため、どのような対策がとれるだろうか。(ま)