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東西南北

2006年12月13日付け

 マラニョン・ブラジル銀行総裁が十一日、辞任を発表した。就任後二年余りの辞任で、後任はネット副総裁の予定。総裁は銀行経営の政経分離に努めたが、それでも口出しを続ける労働者党への対処に疲れ果てていたという。
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 サンパウロ市市警は十一日、犯罪組織州都第一コマンド(PCC)と関係し、サンパウロ州内のガソリンスタンド四十四カ所で資金洗浄を行ったとして、六〇人を今週末までに書類送検すると発表した。警察はPCC襲撃事件が発生した五月以降、捜査を続けていた。捜査がさらに進めば、資金洗浄に関与した人物は一〇〇人を超えるだろうと市警。
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 サンパウロ州リベイロンプレット市で九日午後、ショッピングセンターの駐車場の空き場所をめぐる争いがもとで、銀行員が男に左腕を撃たれけが。男は逃走中。
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 空軍司令部はクリスマス二日前の二十三日に航空管制官らがストを決行し、管制システムが停止する恐れがあると警告を発している。ストの場合には代理管制官の手配もすでに計画。
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 サンパウロ連邦大学の入試が十三日、一九学部で始まった。定員一一五〇人に対し受験生二万二九二五人。試験は午後一時開始の時間厳守。初日は一般教養問題。二日目は作文とポ語、外国語。最終日は応用問題。黒人には一〇%の割当枠が設けられている。
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 歌手のロベルト・カルロスさんの自伝が発刊された。カルロスさんは、内容が興味本位で創作されたため事実と異なると抗議し、名誉毀損で訴えるという。芸能人の例に漏れず女性遍歴が激しいので、騒ぐほど酒の肴にされそうだ。