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大耳小耳

2006年12月13日付け

 サンパウロ州ポンペイア市にある西村農工学校。三年間の厳しい寄宿舎生活で規則も徹底されている。外出許可は月に一度。生徒らにとって恋人とのデートなど、それぞれが町に出て思い思いの時間を過ごせる貴重な時間だ。しかし、これも罰則点が三点溜まると、その月の外出は禁止になる。遅刻一回で一点の罰点。これで三点溜まったらその月は外出できない。一般的に遊ぶ時間を大事にし、時間にルーズと言われるブラジル人にとってはすごい教育効果がありそうだ。
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 先週末の東洋祭りでは、リベルダーデ広場、エスツダンテ街、ガルボン・ブエノ街に、計五十二本の、各県を紹介するのぼりが立てられた。祭りのために五十個の穴を掘って立てたが、その過程で水道管二つ、ガス管一つに穴をあけてしまったという。各県人会に一本三百レアルで出資を頼み、ACALは一割の収益を見込んでいたが結果は赤字だとか。のぼりは、来年一月十五日まで飾られている。
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 今年もパトリモニオ保険サービス会社が年賀状を出さずに、その分の金額をこどものそのへ贈呈した。近年パソコンが普及し始めてからは、日本でも年賀状をメールで済ませる人が多くなった。企業単位にすると年賀状一枚でも、結構な金額になる。福祉事業の継続のための寄付金にするのは、いい案。「これを皮切りに他にも希望者が増えてくれたら……」と思うのと同時に、やはり、新年の挨拶が届かないと寂しいような気も?