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「さつま揚げ」を名物に=厚生ホームのフェスタに登場

2006年12月7日付け

 サンパウロ日伯援護協会傘下施設のサントス厚生ホーム(斉藤伸一ホーム長)で三日、「年末フェスタ」が開催された。同ホーム自慢の手作り料理を求めて、四百人以上の来場者が訪れ、終日大賑わいだった。
 今年〃ホーム名物〃としてはじめて販売されたのは、「さつま揚げ」と「あんみつ」。地元婦人有志ボランティア・グループと入居者による手作りで、初めて口にした人も「おいしい」と太鼓判を押していた。
 同ホームでは、地元の有志婦人グループと入居者により料理教室が開かれている。その際に一番の評判だった「さつま揚げ」をホームの名物にしようと企画。この日用意した七十五パックは、ほぼ完売していた。
 この他にも刺身の食べ放題が好評だったほか、いわしの塩焼きなど各種海の幸を使った料理に来場者は舌鼓を打っていた。
 また施設内ではダンスやカラオケ、日本舞踊、社交ダンスなどが披露され、雰囲気を盛り上げていた。
 斉藤ホーム長は「思っていた入場者の三割増の人たちが来てくれた。狭いながらも家庭的な雰囲気を味わってもらえた」と笑顔を浮かべ、「サントスといえば、さつま揚げと言われるようにしたい」と胸を弾ませていた。
 食べ放題とサントス市内の観光がついた送迎バスが援協から出され、定員一杯になるほどの人気だった。