2006年12月5日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】バレーボール男子ブラジル代表は三日、東京で行われた世界選手権大会の決勝でポーランドを下し、優勝を決めた。
四年置きに行われる同選手権大会で、ブラジルは二〇〇二年の前回に続き、二連覇を飾った。これにより〇四年のアテネ・オリンピックの金メダルに次ぐ制覇で世界最強を誇示した。最優秀選手にはブラジルのジバ選手が、ポジション別のベスト6にはスパイカーのダンテ選手が選ばれた。
ブラジル代表は第一次予選を四勝一敗、第二次予選を四勝全勝で通過、準決勝でセルビア・モンテネグロを三対一で下して決勝に挑んだ。ポーランドとの決勝戦では二五対一二、二五対二二、二五対一七で一セットも与えず快勝した。ポーランドの監督(アルゼンチン人)は、これまでの大会でかってない最強のチームと舌を巻いていた。
一九四九年に始まった同選手権は過去にソ連(当時)が六回、イタリアが三回、チエコが二回、ポーランドとドイツおよびアメリカが一回ずつ優勝している。とくにイタリアは九〇年、九四年、九八年で初の三連覇を成し遂げており、ブラジルが次回二〇一〇年に優勝すると、これに肩を並べることになる。