2006年12月5日付け
ブラジル日本移民史料館が所蔵する写真の人物を特定する「この人を知りませんか?」。八回目は「サンパウロ日本人運転手組合」の写真です。
一九一八年四月に撮影されたこの一枚。当時サンパウロにいた日本人運転手の面々が写っています。
若々しい青年たち。当時、お抱え運転手という職業は社会的な地位も高いものだったそうです。
寄贈者は笠戸丸移民の児玉良一さん。児玉さんも写っていると思われますが、どの人物かは分かりません。
最初のブラジル移民着伯からわずか十年後に、これだけの日本人運転手がいたことにも驚きを感じます。多くの方は亡くなっているかもしれませんが、写真の人物に心当たりのある人は史料館(11・3209・5465、小笠原)まで。