ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 道路の大穴にバス転落=水没開始、乗客決死の脱出=SJカンポス市

道路の大穴にバス転落=水没開始、乗客決死の脱出=SJカンポス市

2006年12月1日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】サンパウロ州サンジョゼ・ドス・カンポス市ジョルジェ・ザルール大通りで二十八日午後十時半、折からの集中豪雨で舗装道路が崩れ落ちて大穴が空いたところにバスが転落する事故が発生した。
 幸い四十人の乗客は窓から脱出してケガ人はなかった。道路は中央付近から崩れ落ちて、雨が降り注いで川の模様となった。市当局によると排水溝が詰まって作動せず、水の重みで舗装が崩れたと見ている。乗客らは水に押し流されたのと、水没し始めたことで死の危険を感じたと証言している。バスは十二時間後に引き上げられた。
 いっぽうでドゥトラ道一五〇キロ地点の陸橋が雨水の重さに堪えられず崩壊の危険性があるとして通行止めとなった。このため走行車はう回を余儀なくされ、一〇キロの渋滞となった。通行止めは二十九日午前十一時に解除された。