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パウリスタに愛の南京錠=世界各地の風習を真似て

 パリやモスクワなど、世界各地にある「愛の南京錠」がサンパウロ市にもお目見えした。
 イニシャルや名前を書き込んだ南京錠を橋などに付けていく「愛の南京錠」が見つかったのは、サンパウロ市はパウリスタ大通りの、ジョゼ・ロベルト・ファンジアニエロ・トンネルへの入り口にある保護用の柵だ。

パウリスタにお目見えした「愛の南京錠」(Paulo Pinto/Fotos Públicas)

パウリスタにお目見えした「愛の南京錠」(Paulo Pinto/Fotos Públicas)

 金属製の柵に巻かれた大小の鎖には、「チアゴとマリ」「エヴェルトンとシウヴィア」などの名前を書いたものや「L&S」のようにイニシャルを書き込んだものなど、様々な南京錠が取り付けられている。
 フランスはパリのセーヌ川には、観光客が押し寄せ、皆が南京錠を付けていくために欄干の金網の一部が崩れて、一時閉鎖された橋もある。パリ市当局は欄干の金網をアクリル板に置き換えるというが、公共施設の景観を損ねる、安全性に不安が生じるなどの問題が指摘されて、南京錠が撤去される例もあるようだ。
 パウリスタ大通りにある「愛の南京錠」がいつ、誰によって始められたものかは不明だが、末永く続く愛を望む思いは世界共通という事か。(17日付フォトス・プブリコスより)