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大耳小耳

2006年11月30日付け

 先日おこなわれた援協の地区委員総会で、会費の未払い者が全体で四〇%を占めるという数字が発表された。ちょっとショックな数字と思えたが、話を聞けばその多くが〃幽霊会員〃だという。というのも援協に連絡もなくデカセギにいったり、すでに亡くなった人などが全体の三割近くにのぼるからだ。援協としては現在導入中のコンピュータシステムを早期に稼動し、効率化をはかる意向だ。
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 沖縄県人会ではこれまで、県人会の周年式典が日本移民の節目にあたっていたことから、それぞれ県人会と県人移住の式典を実施してきた。ところが今年は、戦中の会活動停止期間十二年を足して八十周年を祝ったため、百周年の年は創立八十二周年。それでもその以前から計画されていたこともあり、県人移住百周年の式典は予定通り実施。「六月の式典も祝い、八月には県人移住百周年を祝いたい」と与儀昭雄会長。
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 蘭にも民族性が表れるとは、サンパウロ蘭協会の森本会長の言葉。「例えば、パフィオとか小さくて渋いけど味のある花を咲かす蘭はドイツ人や日本人、中国人が大好き。逆にスペイン人とかイタリア人は、おっきくて濃い色の派手な花を咲かせる蘭を好きな人が多いですね」。女性の好みと花のそれは、どこか一致するものらしい。