ガソリン価格値下げへ

2006年11月24日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】エタノールのガソリンへの混入許容率が二十日から二三%となった。今年二月に二〇%に引き下げられたが、エタノール業界の圧力で再び引き上げられた。ピント農務相はこれにともない、さらに来年一月には二五%まで引き上げる用意があることを示唆した、ただし一月に収穫が終わる時点でのエタノール在庫が八億から一〇億リットルに達するのを条件としている。
 今回の混入率引き上げでエタノール価格が安いため、サンパウロ州では近日中にガソリン価格が値下げされる可能性が強まった。現行価格は平均でリットル当り二・三七八レアルだが、一・二五%の引き下げで二・三四八レアル、一・六八%引き下げて二・三三八レアルになる見込みとなった。