[既報関連]外山脩さん(フリージャーナリスト)の本『百年の水流』が、このほど五百部増刷、出版された。一部六十レアル。増刷本の取り次ぎを行っているところは、コチア青年連絡協議会、商工会議所、県連、移民史料館(文協)、人文研、援協、高野書店、太陽堂、フォノマギ書店。
初版本の反響はきわめて良好だった。「日系社会の歴史を筋道立って把握できた」「感動した」「一気に八百ページを読破した」などの声が著者に寄せられている。
一方で、校正漏れも見つかり「重要な部分は正確度にこだわり、相当の神経を使ったが、なんでもないところで注意を怠り、単純ミスを犯した」と反省している。例えば、百十二ページ下段八行目の「キロ」は「ヘクタール」の、七百十一ページ下段四行目の「二〇〇五年」は「一九九五年」の誤り、といったケースもある。このほか「謝れ」を「誤れ」、「薄荷」を「発荷」、「保健」を「保険」と誤植したまま、といった部分もあった。
これらの校正漏れは、増刷分では修正しているが、初版本に関しては、配布先の名前、住所が判る場合は極力正誤表を郵送中だ。その正誤表が届かず入手を希望する人は、トッパンプレス社気付で著者への連絡を希望している。連絡方法は本の末尾に記載されている。
『百年の水流』を増刷=日系書店でも販売中
2006年11月18日付け