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空の便に乗入れ規制=過密運行での遅れに対処

2006年11月1日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】ブラジリアのジュセリーノ・クビチェック空港の過密運航で離着陸が遅れて、全国に波及していることを受けて空軍省は三十日、同空港および主要空港への乗入れ規制(ロジジオ)を発令した。
 同空港発の便の乗継ぎは混乱を極め、サンパウロ市では三時間以上の遅れとなっていた。今回の規制は小型民間機と個人所有機が対象で、同空港のほかサンパウロ市やクイアバ、リオおよびベロ・オリゾンテで実施される。
 乗り入れが禁止されるのは二万四〇〇〇フィート上空以上で、時間帯は午前七時半から正午までと、午後五時から八時まで。ただし、同じ州内での飛行は対象外。さらに病人や移植臓器の移送、軍隊の特務、大統領や閣僚の移動は、例外となる。
 さらに同空港では、管制塔員を倍増することも明らかにした。現在は軍人二〇〇人が三交代で管理しているが、一人当り同時に二〇機管制するという過重労働となっており、これも離着陸の遅れの原因となっている。