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F1マッサが有終の美=総合でアロンソが2連覇

2006年10月24日付け

【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】自動車のF1レースで三十五回目となるブラジルでの開催が二十二日サンパウロ市のインテルラゴ・サーキットで行われ、ブラジルのフェリッペ・マッサ選手(フェラリ)が優勝をした。今季最後のF1レースで有終の美を飾った。ブラジル人の地元優勝は一九九三年の故アイルトン・セナ以来、実に一三年振りとなった。これまで勝利に飢えていたブラジル人サポーターは新しいヒーロー誕生で狂喜の渦に包まれた。
 マッサ選手はポールポジションでスタート、終始安定した走りでリードを崩さずゴールインした。二着はアロンソ(ルノー)三着はバットン(ホンダ)ルビーニョことルーベンス・バリケロ(ホンダ)は七着で、今季限りの引退を噂されていたが否定、来季も走り続けることを明らかにした。
 今回のレースは総合優勝争いとともに、今季限りで引退を表明しているドイツのシュマッハー選手のレース振りが注目の的となった。一〇位でスタートした同選手は七周で四人抜きの妙味を見せてサポーターを唸らせた。タイヤがパンクして最下位に転落したものの、歴代チャンピオンの貫禄で四位でゴール、サポーターらから拍手を浴びた。
 これにより今季の総合はアロンソ(一三四点)が優勝、逆転ならなかったシュマッハー(一二一点)が二位、マッサ(八〇点)が三位に食い込んだ。ルビーニョ(三〇点)は七位。