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東西南北

2006年10月24日付け

 米政府はブラジル産の自動車部品や殺鼠剤、除草剤に付与していた特恵関税の除外期間を五年延長すると発表した。二〇〇五年は輸出品の一五%三五億ドル相当に特恵関税が付与されたが、これを廃止する動きが米議会にある。ブラジルは経済発展し、特恵対象に当たらないという見方だ。
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 インドの自動車会社マヒンドラは二〇〇七年、ジョインヴィレ市の企業TAC社と資本提携によりマナウスでスポーツカーを月産四〇〇台ペースで生産する。販売はVWのネット・ワークを使う。またマヒンドラは、Bramont社と提携しバイクも生産する。
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 サンパウロ市はISS(サービス税)の徴収に、九種類の罰則を設け銀行やクレジット・カード会社と連携する連邦方式の導入を計画している。IT完全管理時代の到来が、近づきつつある。
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 電子伝票(ノッタ・フィスカル)の導入を政府の経済スタッフが検討している。電子伝票と複式簿記を組み合わせ、両サイドから挟み撃ちにする。出たものは入れたはずで、双方は合致しなければならない。合致しない場合は、脱税と見て追求する。空気を吸うにも女房を抱くにも、税金を取られそうだ。
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 マルタ諸島で司教区長を務めるメルシエカ神父は神学生であった四〇年前のブラジル時代、当時司祭助士であった共和党のフォーレイ下議と全裸でプールを遊泳し、ベッドで抱擁や愛撫をしたとワシントン・ポスト紙記者に語った。特定社会では同性間の全裸遊泳や愛撫が通常の慣習で、児童ワイセツ行為には当たらないという。