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古本やヤキソバ大人気=慈善バザーにひとだかり=熊本県人会

2006年10月24日付け

 熊本県人会(福田康雄会長)は、第五回慈善バザーを十五日に同会館で開催した。参加したバザリスタは三十七店舗で、講堂内や会館脇にところ狭しと軒を連ね、人を集め大盛況だった。婦人部が用意したヤキソバには終始、順番待ちの長い列があった。
 今年のバザーの目玉は古本市。家に置いてある古本を県人会から車を出して取りに行き集めたものだ。小説、週刊雑誌、自分史などジャンルも幅広く、会館脇の机の上には本が積み上げられて置かれていた。
 「ふり仮名もついてるし、日本語の勉強にいいんじゃない」と漫画を買っていく来場者。「思いのほかに売れました」と古本の担当をしていた宮村秀光理事は笑顔で話した。
 会場内では婦人部のヤキソバが大人気。昨年と同じ量を用意したが午後一時前に完売。急遽、材料を買いに走ったほどだった。弁当、饅頭も売り切った。
 福田会長は「よかったです」と満足げ。「古本市はいい感覚を得たと思うので皆さんから本を集めて、三カ月に一度でも即売会を開きたい」。
 県人会で行われている木工細工や絵画の教室での作品の販売会と一緒に行えたら、という。「婦人部や青年会の協力も得てやっていきたいです」と期待を語った。