コラム
「日本語を教えているのがイタリア系の私だと知るとみんな驚きます――」。
アルモニア学園やアチバイア文協日本語学校で常勤講師を務める、ルイス・カルデナルさんに「日系人以外が日本語教師として認められる〃壁〃は厚い」と聞いた。
日本語を流暢に話す上に、非常に〃日本人らしい〃態度や考え方をするルイスさんは非日系。
言語を学習するだけでなく、日常生活における上下関係、間接的な断り方や頭の下げ方、お箸のマナーについてなどの「非言語コミュニケーションも学ぶ必要性がある」と日々努力しているという。
日本語教師は当然、日本人・日系人であるという「型にとらわれた」見方もある一方で、「日伯の親善関係のために頑張りたい」と一言。ルイスさんの更なる活躍に期待したい。 (来)
2006/10/21
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