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調書購入に賭博掛金か=連邦裁が決選までに解明命令

2006年10月19日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十八日】連邦警察でヴェドイン調書の捜査を担当するクラード刑事は十七日、購入資金の一七五万レアルはPT(労働者党)の資金であるとする中間報告書を発表し、救急車CPI(議会調査委員会)に提出した。どんな性質の資金が、どこからPTへ上納されたかは不明。
 連邦地裁クイアバ支所は決選投票が行われる二十九日までに、PT上納までの経路最終報告を連警が提出するよう求めた。連警マット・グロッソ支署は、政府情報部とタレコミ屋の協力をもとに、資金の出所を賭博業界と見て全国規模で捜査するようだ。
 調書事件の総指揮官とされるベルゾイニ前PT党首は、連邦警察の取り調べに同件で一切の関与を否定した。調書の存在を知ったのは、マスコミで報道された後だという。それが何故、同件で責任を取らされたのか謎である。同前党首の連警における供述では、事件関与が証明されなかった。