「第六回押し花絵の展覧会」が二十一、二十二日の両日、リベルダーデ区のグラン・ヴィレ・ブフェ・サロン(タマンダレ街355)二階で開催される。
押し花絵は、アジサイやバラ、蘭などの花に始まり、果物、とうもろこしや竹の子の皮、木の根っこなど様々な素材を利用して美しい景色や動物などを表現するアート。
当日は、日本で押し花絵の技術を学んだ今井みどりさんと巽ミリアンさんのほか、二人が主宰する講座の生徒の作品計三百三十点を展示。押し花を使ったメッセージカードやしおり、小さな額の作品も販売する。
三年前から始めた「押し花絵」講座。生徒数は徐々に増え、現在では約四十人にもなった。アチバイヤ、モジ、サンジョゼ・ドス・カンポスのほか、リオから通う人もいるという。
「押し花の基本の花はアジサイ」と話す今井さんと巽さん。「アジサイの押し花の方法を習得してから、持っている花をかけ集めて工夫を凝らして作品に取りかかる」と説明する。
「夢うつつで押し花絵を作るんですよ」と話すのは、生徒の中で最年長の中口千鶴さん(76)。まず、頭で作りたいものを想像し、絵で描き上げたのち作品作りを始めるという。第一回目から参加している古山千枝子さんは、「綺麗な花を活かすことを考えて作品に取りかかる」とその魅力を語った。
人によってアイディアもテクニックも変わる押し花絵。来社した関係者は「どうぞご覧になってください」と来場を呼びかけた。
開場時間は二十一、二十二両日とも午前十時から午後六時。入場無料。駐車場あり。
押し花絵の魅力知って=21、22日に展覧会=サンパウロ市
2006年10月19日付け