ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | PDT、中立路線を発表=期待外れのアウキミン陣営

PDT、中立路線を発表=期待外れのアウキミン陣営

2006年10月18日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十七日】PDT(民主労働党)は十六日、大統領選の決選に備えPDT党会議を開き、表決の結果一二八票対四九票で中立路線の踏襲を決定した。先の一次選で落選したブアルケ上議は、アウキミン支持を表明したが独自発言と位置付けをした。
 アウキミン陣営は、同上議の二五三万票がアウキミン候補へ流れることを期待していた。同党幹部は根強いアウキミン支持であるが、ルッピPDT党首はマラニョンやアマパー、バイア諸州支部がルーラ支持へ回ったことに配慮したものと思われる。
 ブリゾーラ氏在世時代のPDTは、前党首の一存で何でも決まった。現党首に交代してから党の求心力は弱まり、衆議にかけるようになった。これからのPDT取り込みは、同上議や労組のパウリニョ理事長、フォルサ・シンジカルのシウヴァ下議などと個人ペースの支援協定になる。