コラム
「私たち日系人にはもったいない」―。
県庁から招待された食事会の席で刺身の〝活き造り〟を目の前にした某県人会会長夫人(二世?)の正直な感想。「最高の〝おもてなし〟として豪華なご馳走を用意してくれた」。
頭では理解できているものの食べられない料理……。
「〝味〟がわからない日系人の自分が食べるべきではないのよ」とも言う。
謙虚な発言を耳にして「一世の〝舌〟を刺激する料理」にこだわる日本食レストランの亭主を思い出した。
一世の味覚を追及する主人は先日、二号店もオープンさせた。そのこだわりが〝吉〟とでているのか、繁盛する料理店。
「味がわからない」という夫人と対照的に、客の足が遠のかない料亭の背景には何が?(来)
2006/10/14
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