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大耳小耳

2006年10月11日付け

 県連会長と同時に百周年執行委員長として訪日した松尾治県連会長。六日の県連代表者会議でさっそく訪日成果を報告したが、資金面に絡む日本側の反応はかなり厳しいものだったようだ。「最初はお先真っ暗になった」と振り返る。その一方、日本国内から集めた灯を神戸からサントス、サンパウロの式典会場までリレーで運ぶ「友情の灯」計画については、のじぎく国体で神戸を訪れた際に井戸敏三県知事にも説明。前向きな感触を得たという。
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 松尾氏の帰国報告によると、〇八年の日伯交流年にむけた日本側委員会のメンバーが固まりつつあるようだ。日伯議員連盟会長をはじめ、JICA、ジェトロなど日本政府機関、経済団体代表などの名前が挙がっているという。このほか、滞日中には、全国の留守家族会を通じた募金活動の呼びかけについても要請を行ってきたという。代表者会議の席上、「これからますます検討が必要になる。この場を借りて県人会代表のみなさんに協力をお願いしたい」と呼びかけた。
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 NHKサイトでは二十一カ国語でニュースを読むことができるが、ポ語(www.nhk.or.jp/daily/portuguese/)では九日午前現在で十本程度の記事しかない。でも、中国の中国国際放送局では三十八の外国語、四つの方言でニュースを読めるし、ラジオ放送も聞ける。ポ語版サイト(po.chinabroadcast.cn/index.htm)では総合、経済、スポーツ、生活などの記事が分野別に読めるようになっており、無料の中国語講座まである。自国イメージをどう外国へ発信するかは、外交的にも非常に重要。ポ語による広報も、さらに充実してほしいものだ。