ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

2006年9月29日付け

 最近、サンパウロ市リベルダーデ大通りを歩くと、新しい店が多く開店しているのに驚く。林立する大学や予備校をターゲットにしているのだろう。若者向きの店が多いのが特徴だ。服飾アトリエもオープン、某ショッペリアも今、おしゃれな若者に大人気。雑誌などに取り上げられており、今までリベルダーデで見られなかった雰囲気を醸し出している。押し寄せている新しい波に乗れるか。そこに再開発のきっかけがあるような気がするのだが。
     ◎
 「我々がまだ五歳くらいのときの写真だよ。わかる人はなかなかいないんじゃないかなぁ」。「この人見たことあるんだけどなぁ」水曜シネマで始まった「この人はだれ? 」。高齢の参加者も多いとはいえ、一九三三年に写された写真ともなると、まだ生まれていないか、生まれて間もないくらい。それでもこの日だけで三人の名前が分かった。諦めるのはまだ早い。移民の歴史を記録として残す作業。皆さんでこつこつ進めていきましょう。
     ◎
 ここブラジルでもおなじみの、いわゆるオレオレ詐欺。日本でまた新たな手口が出てきたようだ。事前に親族を装って「携帯電話の番号が変わった」と伝えて相手を信用させ、後日その電話で現金をだましとるもの。最初は番号の変更だけを伝えるため、次の電話では自分の親族だと思い込んでしまうという。要求する金額も、最近では、金融機関の警戒を逃れるため、百万円を少し下回る「九十八万円被害」が多いとか。