ジウマ大統領の再選決定後、最初の株式市場営業日となった27日、ペトロブラス社とエレトロブラス社の株価が11%近く下落した。ペトロブラス社は、米国パサデナ製油所の買収やペルナンブコ州のアブレウ・エ・リーマ製油所建設での汚職疑惑などで信用度を落としていた上、ジウマ大統領続投で一段と下落した。ブラジル銀行の株価も12%落ちていたが、午後になって6%まで持ち直した。次政権の経済政策担当者を誰にすれば信頼感が回復できるか。
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25日付2面で報じたサンパウロ市北部で18日に起きたバス襲撃事件で、自らの父親もバスの運転手だという18歳青年が携帯電話で仲間と交換した音声メッセージの内容を警察が掴んだ。それによると、強盗団が退役軍警の持ち物を盗もうとしたため、青年と運転手がもみ合いとなりガソリンがまかれた床に転倒。もみ合いはバスの外でも続き、運転手を振りほどいた青年が後部扉から入って火を放った時、服にガソリンがしみた状態の運転手が前部の扉から入ってきたため一気に火が飛び、体表面積の70%という大火傷を負ったという。目撃証言では加害者が被害者にガソリンをかけたという説もあるが、父親が同じような事件に巻き込まれる可能性は考えなかったのか。
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23日は3・0%まで水位が下がっていたカンタレイラ水系は、〃未開の水域〃からの第2弾の取水が認められたため、24日は13・6%まで水位が上昇。ただし、雨量が不十分なため、27日の水位はもう13・0%に落ちている。もはや雨乞いでもしなければ生きていけない状況だ。