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東西南北

2006年9月26日付け

 Ibopeの調査によると、全国州知事選挙はブラジル民主運動党が当選者九人と最多になる見込み。ブラジル民主社会党(六人)、自由前線党(四人)、労働者党(三人)が後に続いている。一次投票で当選が決まる州は十七州に達するとの予想。民主運動党は上下両院でも過半数を占める勢い。
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 救急車汚職を調査する議会調査委員会の委員らは、セーラ候補の個人データ購入事件で使われた資金の出所を、連邦警察は通常の捜査の速さで確認していないと評価。副報告者のガベイラ下議始め下議数名は一次投票後の発表を画策していると政府を批判している。
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 リオデジャネイロ市西部ジャカレパグアー区で二十三日午後、生後八カ月の双子の女児が母親(23)に殺鼠剤で毒殺された。家政婦の母親はミルクに殺鼠剤を混ぜて出勤、授乳後子守の女性が異変に気づき病院に運んだが、二人とも死亡した。自分を捨てた子供の父親に復讐するためと母親は動機を供述。
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 大サンパウロ市圏グアルーリョス市で二十一日夜、トラックの運転席で愛し合っていたカップルを二人の男が銃で脅し、女性を強姦した後、首を撃って男性を殺害。男性の現金八〇〇レアルを奪った後、犯人らはトラックに火を放ち、帰りのバス代として二レアルを女性に渡して逃げた。
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 サンパウロ市で開催された全国陸上競技大会で、本番前の槍投げの練習中、選手の投げたやりが審判の女性の左足の甲に当たり、貫通した。女性は病院で手術を受けたが、大事はない。この種の事故は今回が初めて。「審判は常に頭を上に向けているように」と審判部長。