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J・ロドリゲスも出演=緑の祭典に1万5千人=希望の家

2006年9月26日付け

 知的身体障害者施設「希望の家(木多喜八郎理事長)」恒例の緑の祭典が二十四日、本部同施設(イタクアケセツーバ)で行われ、約一万五千人が訪れた。今回で二十八回目。
 「希望の家」年間最大のイベント。関係者によれば年々規模は拡大、ボランティアは千五百人を数えたという。収益は施設の運営資金に充てられる。
 会場には、汎ズットラ花卉生産者協会の展示即売、様々な企業が設けた専門ブースのほか、多くのバザリスタが軒を連ねた。
 人気を集めたビンゴは豪華な賞品を用意、数字が読み上げられるとともに歓声が起きていた。
 食も充実、パステル、ギョーザ、テンプラなど四十八のバンカが並び、うどんなどは午後過ぎに売り切れ。「こんなに売れるなんて」と目を丸くする日系婦人の姿も。
 会場中央に設置された舞台では、ジョー平田、伊藤カレンさんによるステージ、マジックショー、琉球国祭り太鼓などが楽しめ、来場者たちはビールやシュラスコ片手に足を止めていた。
 午後二時からは最大の目玉イベント、有名歌手ジャイール・ロドリゲスさんのショーが催され、ステージ前には多くのファンが集まった。ジャイールさんは日本語の歌なども披露、入居者とデュエットするなど、サービス満点のステージを見せ、会場を大いに沸かせた。
 入り口近くに設置されたバンカでは、市価より安く野菜や果物を販売、フェイラさながらに買い物袋を両手に提げて会場を後にする人も多く見られた。
 木多理事長は、「みなさんのおかげで今年も大成功でした。多くの人に来ていただき、とても嬉しく思います」と笑顔を見せていた。