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大耳小耳

2006年9月15日付け

 二十四日に入植七十五周年を迎えるスザノ福博村。その目玉の一つが記念ビデオの製作だ。式典会場の映像から撮影を開始、過去にさかのぼって一年かけて製作するという気合の入れようだ。福博ではこれまでにも定期的に村の実態調査を実施、先駆者へのインタビューや、日本の研究機関による調査も行われていることから、そういった資料も盛り込んでいく考えだという。と、一見順調に見えるビデオ製作だが、それでも悩みはあるそうで、古い十六ミリの映像などを再生する機材がないなど苦労もあるとか。
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 聖美会以来の伝統を誇る文協の美術公募展「サロン文協」が今年、休止されることになった。その代わりとして、昨年度の入賞者であるシルビア・マリア・ガルシア・ピント(金賞)、江沢マチルデ(銀賞)、アリニセ・アランニャ、今里トシエ、ビクトル・ファレル(銅賞)さんら五人の展覧会が十一月に開かれる。来年からのサロン文協は隔年開催となることも決まっている。文協美術委員会では沖中ロベルト委員長がすでに辞任、豊田豊氏が後任として活動している。
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 十一日午前、サンパウロから九十五キロ離れたカンピーナス市郊外で監禁されていた元フェイランテの日本人男性(73)が、軍警により十一日ぶりに救出された。十二日付けアジェンシア・フォーリャが伝えている。報道によれば、警察への匿名電話で監禁が発覚した。被害者の名前は、本人の希望により明らかにされていない。犯人からは身代金の要求があったが、支払われてはいないという。軍警の突入により、見張りの男が一人逮捕された。カンピーナス警察誘拐対策班では、少なくとも二人の共犯者がいるとみて捜査を進めている。